勤務していた税理士事務所から、顧客のマイナンバー情報などを不正に持ち出したとして、京都府警は19日、京都市の税理士事務所の代表で税理士の男(39)ら2人を不正競争防止法違反(営業秘密の領得)とマイナンバー法違反(個人番号の取得)の両容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。府警は顧客を奪う目的で持ち出したとみている。
捜査関係者によると、他に逮捕されたのはアルバイトの女(33)。2人は2020年6月、当時勤務していた京都市内の税理士法人事務所で、顧客2社の財務情報のほか、従業員らの給与情報やマイナンバー情報をパソコンから外付けハードディスクにコピーし、持ち出した疑い。いずれも容疑を認めているという。
2人は、パソコンにかけられていたパスワードを知りうる立場だったという。男は20年夏頃に独立し、女も退職して、男の事務所で働いていたという。
被害を受けた事務所では、20年10月頃から顧客の解約が相次ぎ、事務所側が不審に思って昨年3月に府警に相談。パソコンに残った記録などから、2人が浮上した。パソコンには、十数社分の顧客情報が持ち出された形跡があったといい、府警が関連を調べている。