建設現場のアスベスト(石綿)による健康被害を訴えた集団訴訟で、国の責任を認める最高裁判決が出たことを受け、新たに国が創設した建設労働者らに対する給付金制度の受け付けが19日、始まった。大阪アスベスト弁護団は20日まで緊急のホットラインを開設し、制度への疑問などに弁護士が無料で答える取り組みをしている。
厚生労働省は、給付対象を最大約3万1000人と見込んでいる。制度では症状などに応じ、最大1300万円の給付金が支払われる。
弁護団では制度の受け付けが始まるのに合わせ、対象となるかや、給付内容などの疑問に答えるため、弁護士が20人体制で無料の電話相談を実施することにした。弁護団の村松昭夫団長は「給付金制度の施行は、十数年にわたる訴訟の大きな成果。国には、早期救済に向け、審査や認定は迅速に対応してもらいたい」と話す。また「建材企業の責任もあり、完全救済に向け制度確立を求めていきたい」としている。
弁護団の緊急電話相談(0120・966・329)。20日まで、午前10時~午後5時。【芝村侑美】