遺骨取り違え問題、厚労省調査中止に…ロシア側が認めず

第2次世界大戦後のシベリア抑留者の遺骨収集事業で、政府の収集団が外国人のものとみられる骨を持ち帰っていた問題をめぐり、厚生労働省は25日、遺骨収集に向けて今月予定していた調査が、ロシア側の意向で中止になっていたことを明らかにした。7月の問題発覚以降、遺骨収集事業の派遣中止は初めて。
同省などによると、予定では、職員らが今月17~26日にロシア東部・沿海地方を訪問し、日本人の遺骨があるかどうか調べることになっていた。しかし今月中旬、ロシア外務省から厚労省に対し、問題発覚を理由に「調査は許可できない」と連絡があったという。
この問題では、ロシアで収集された16柱の遺骨について「日本人以外の可能性が高い」と指摘され、厚労省の内部検証でさらに581柱に取り違えの可能性があることが判明している。