秋田県内全域で新型コロナウイルスの感染警戒レベル(5段階)が「3(感染が拡大しつつある)」に引き上げられたことを受け、大館市のおおまちハチ公通りで今月12、13日に予定されていた400年以上の歴史を持つ名物「大館アメッコ市」の中止が決まった。1月31日に開かれた市と関係団体でつくる事務局会議の決定を受け、実行委員会(山城久和会長)が発表した。【田村彦志】
アメッコ市は、この日アメを食べると風邪をひかないとの言い伝えがあり、起源は安土桃山時代の1588(天正16)年にさかのぼるとされる。1972年2月には市中心街の大町に会場を移し、観光行事して毎年にぎやかに催されてきた。
コロナ禍の20、21年には出入り口での検温やマスク着用を徹底するなど感染対策を施し、さらに出店数を大幅に減らすなど規模を縮小して開いており、中止は72年以降では初めてという。
主催者側は今年も規模を縮小しての開催を目指し、準備を進めていたが、実行委員会から可否を一任されていた市、大館商工会議所、市観光協会らでつくる事務局は「大館保健所管内でも感染者が急激に拡大している」ことなどを理由に中止を決めた。
山城会長は「来場者や関係者の安全を考慮するとやむを得ない判断」とのコメントを出した。