「第6波」の京都 感染増加でピークも見通せず

新型コロナウイルスの変異株オミクロン株の感染拡大により、京都府内全域に蔓延(まんえん)防止等重点措置が適用され、3日で1週間が過ぎた。感染増加傾向は依然として変わらず、新規感染者数が過去最多を更新し続ける中で、感染「第6波」の収束はおろかピークも見通せていない。
2日までの直近1週間平均の新規感染者数は2291人で、前週比1・5倍。1月11日の同6・41倍からは落ち着いてきたものの、増加傾向が続く。
入院病床の使用率も上昇しており、1月1日時点の17・1%から2月2日時点で54・9%。ただオミクロン株は感染力が強い一方、重症化率は低いとされ、多くの患者は軽症・無症状にとどまる。人工呼吸器などが必要な高度重症病床(51床)の使用率は2日時点で11・8%と、デルタ株が猛威を振るった第5波より低い傾向が続いている。
西脇隆俊知事は3日夜、記者団の取材に応じ、「拡大傾向が続き、厳しい状態にある」と警戒感を示しつつ、「重点措置の効果をもう少し見極めたい」と述べ、適用期間の延長については明言を避けた。また、感染者の増加に伴い、高齢者ら重症化リスクのある人の感染が増えるとして「オミクロン株に合わせた対策を講じる必要があり、基本的対処方針で示してほしい」と国に求めた。
■連日2千人超が感染
京都府と京都市は4日、新型コロナウイルスの感染者が3人死亡し、新たに2878人の感染を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数としては過去最多。2日に2777人を記録し、過去最多を更新したばかりだった。
府内では1月に入り感染者が急増し、18日に1023人、26日に初の2千人超えとなる2216人を記録してからは連日千~2千人台が続いている。(平岡康彦、秋山紀浩、鈴木文也)