怖がり警察犬ナナに「金メダル」 行方不明者発見に誇らしげ 岡山

北京オリンピックで日本選手団の活躍が続く中、岡山県倉敷市で9日、行方がわからなくなった男性を発見したお手柄の警察犬に「金メダル」が贈られた。
県警倉敷署の中村道範署長から感謝状とともに「金メダル」を授与されたのは、ボーダー・コリーの「ナナ・オブ・ザ・ブラックフライ号(通称・ナナ)」(雌、5歳)。2日未明、「30代男性が行方不明になった」との一報を受け、同署が嘱託警察犬のナナと、飼い主で嘱託犬指導者でもある浅田ゆりかさん(60)=同市=に出動を要請。男性のパジャマのにおいを頼りに自宅付近を捜索し、約1時間半後、自宅から約1キロ離れた路上で男性を無事に発見した。
同署などによると、ナナは2018年に嘱託警察犬となり、23回にわたって行方不明者の捜索に携わってきた。怖がりで慎重な一方、せっかちな性格という。浅田さんは「よかったね。ありがとう」とねぎらっていた。
中村署長は「命に関わることなので、早く発見できてありがたい。今後の活動にも期待したい」と述べた。中村署長が「金メダル」を首にかけようとするも、怖がった様子で後ずさりするナナ。悪戦苦闘しながら、ようやく「メダル」をかけられ、誇らしげな表情を見せていた。【岩本一希】