1982年2月に発生した日本航空350便の羽田沖墜落事故から40年となる9日、羽田空港(東京都大田区)近くの慰霊碑前で慰霊行事が営まれた。参列した日航の赤坂祐二社長は「先頭に立って、事故を二度と起こすことのない『万全と言える安全』を作り上げていく」と誓った。
事故は、82年2月9日午前8時45分頃に発生。福岡発羽田行き日航350便(乗員乗客174人)が、滑走路手前の海面に墜落し、乗客24人が死亡、乗員乗客149人が重軽傷を負った。精神的変調をきたした機長がエンジンを「逆噴射」させた異常操縦が原因とされた。
慰霊碑前では赤坂社長ら役員が黙とうし、献花した。同社は昨年10月から、専門の訓練を受けたパイロットが同僚からの相談を受ける体制を作ったという。赤坂社長は「航空機の技術がいかに進歩しようと、心身の健康の重要性は変わらない」と述べ、安全への取り組みを継続する考えを示した。