チンケな詐欺事件に手を染めたテレ朝部長の転落人生…「外車ばかり乗り換えていた」との評判

高給取りとして知られるテレビ局のエリート社員が、なぜ、こんなチンケな詐欺行為に手を染めたのかーー。
経済産業省の「IT導入補助金」をだまし取ったとして、大阪市中央区のホームページ制作会社「ワールドエージェント」代表の北川督(33)とテレビ朝日の社員、三田研人(49)両容疑者ら男女5人が8日、詐欺の疑いで大阪府警捜査2課に逮捕された。
2018年9月~19年1月、三田容疑者が経営に関わる不動産関連企業18社が、「支援事業者」のワールド社からITツールを導入して、経費を支払ったとする虚偽の申請を繰り返し、国から18社分の補助金900万円を詐取した疑い。
「IT導入補助金」とは、中小企業のデジタル化を後押しするため、17年度から始まった制度だ。労務管理・会計ソフトなどのITツールの導入にあたり、国が費用を給付する。1社当たりの当時の補助金の上限額は50万円だった。事前に国に登録した「支援事業者」と中小企業が共同で申請する。2人はそこに目を付けた。
■「不正受給は900万円だけ…」
「他に逮捕した男女3人は、北川容疑者のところの元社員や。年齢も住まいも違う北川容疑者と三田容疑者がどこでどう知り合うたんか、2人の関係性はまだ分かってへん。18社はすべて不動産関連やが、三田容疑者がホンマに経営しとったんかは疑問やな。請求のためのペーパーカンパニーやった可能性もある。余罪についてはまだはっきりせえへんが、三田容疑者絡みの不正受給はこの900万円だけやとみとる」(捜査事情通)
三田容疑者は、テレビ朝日のセールスプロモーション局ソリューション推進部長として、スポンサー営業の総務部門で、主に社内調整業務に携わっていた。
「仕事熱心でマジメで社内の評判は良く、上司や部下からの信頼も厚く、頼りになる存在です。決して詐欺をするようなタイプではありませんが、会社の信用を失墜させる事件だけに、テレ朝社員は対応に追われています。50歳前後の部長クラスなら、年収は2000万円前後といわれています」(テレビ朝日関係者)
三田容疑者は10年ほど前、横浜市の東急田園都市線沿線に敷地面積150平方メートルの土地を購入し、3階建ての瀟洒な住宅を建てている。駅から徒歩7、8分圏内で、土地だけで1億円近くする物件だ。
■億単位の残りの賃金がパー
「羽振りがいいと思っていました。ご主人は白のポルシェカイエン、奥さんは黒のベンツのゲレンデバーゲンに乗ってよく買い物に出掛けていました。ご主人は車が趣味のようで、外車ばかり乗り換えていました」(近隣住民)
テレ朝は「捜査の進展を見守った上で、厳正に対処する」とコメントしたが、テレビ局の幹部が国民の税金をくすねていたのだから悪質だ。借金でもあったのか、それとももっとぜいたくな暮らしをしたかったのか、動機は不明だ。
定年まで勤め上げれば、黙っていても給料と退職金を合わせ、億単位の金が転がり込んでくるというのに、目の前の「あぶく銭」に目がくらんだばかりに人生を棒に振るのだから、浅はかとしか言いようがない。