5~11歳の小児を対象にした米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種が28日、千葉市で始まり、基礎疾患のある子供10人が千葉大病院(中央区)で接種を受けた。
同区の小学5年の女児(11)は、基礎疾患があるため、新型コロナに感染しないよう、登校を見送ってオンラインで授業を受けることもあったという。接種後、女児は「コロナにかかるリスクが下がって安心した。(学校に行けることが)楽しみ」と話した。
付き添った父親(45)は「(基礎疾患がある子に対しては)接種が推奨されているので、迷うことはなかった。子供たちが外で遊んだりしたいのに制限がかかっているので、そういうことがなくなる日が一日でも早く来ればいいと思う」と語った。
「(感染拡大によって)生活が制限されていることで、子供たちの心の問題が増えている。日常生活を心配なく過ごせるようという点でもワクチン接種には意義があると思う」。千葉大病院の浜田洋通小児科長はそう話した。
千葉市では、基礎疾患などで市内4カ所の病院に入院または通院している子供を対象にした優先接種を行う。一般の子供への接種は3月14日から約90カ所の医療機関で行われ、予約を同7日午前8時半から市コールセンターと予約サイトで受け付ける。
使用されるファイザー製のワクチンは、3月中に対象者の約2割、4月末までに対象者の約8割程度が接種できる量が供給される予定だという。