高2自殺、10年後の正式謝罪…県教委「教諭の叱責・体罰が原因」と認める

岡山県立岡山操山高校(岡山市中区)で2012年7月、野球部マネジャーだった男子生徒(当時16歳)が顧問の男性教諭の激しい

叱責
(しっせき)や体罰で自殺した問題で、県教育委員会は5日、教諭の言動が原因で、学校や県教委の原因究明も極めてずさんだったとして、遺族に正式に謝罪した。
男子生徒は11年に入学。野球部に入部したが、2年生の7月に岡山市内で自殺しているのが見つかった。
県教委は当初の調査で、教諭の言動と自殺との因果関係を不明としたが、遺族の強い要望で18年に県などが第三者委員会を設置した。第三者委は昨年3月、教諭の言動はハラスメントにあたると認定。自殺の原因となったうえ、学校や県教委に原因究明の姿勢が欠けていたと結論づけた。
県教委側はこの結論について「精査する」として受け入れを一時保留したが、同11月にハラスメントを認め、教諭を停職3か月の懲戒処分とした。さらにこの日までに、遺族が求めていた対応が遅れた背景も説明。遺族側は一定の理解を示し、謝罪を受け入れた。
県教委との面談後、遺族は報道陣に「完全に納得できるわけではない。教師のハラスメントで命を落とす生徒を再び出さないためにも、しっかりとした再発防止策を整えてほしい」と語った。