石川・馳知事「県政前に進める」 28年ぶりトップ交代

石川県知事選で初当選した元文部科学相の馳浩氏(60)が28日、県庁に初登庁した。知事を連続7期務めた谷本正憲氏(76)の退任に伴う28年ぶりの県政トップの交代で、馳カラーを打ち出せるかどうかが焦点となる。
馳氏は県庁の会議室で幹部職員らを前に「地方行政の経験は未熟と自覚している。県民の声を踏まえ、県政を前に進めていく」と決意を述べた。
13日投開票の知事選で、元自民党衆院議員の馳氏は、いずれも自民系の前金沢市長山野之義氏(59)、前参院議員山田修路氏(68)を破り、異例の保守系3人による分裂選を制した。就任は27日付。