NHK工事が原因で「世界遺産」の階段など破損…テレビ中継放送所の更新作業、無許可で土のう設置

和歌山県教育委員会は15日、NHKが発注した工事が原因で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつで、高野山(和歌山県高野町)にある国史跡「高野参詣道

女人道
(にょにんみち)」の階段や路肩の一部が破損した、と発表した。NHK側は工事に伴う文化庁の許可を得ておらず、県教委は文化財保護法に違反するとして、工事の中止を指導した。
発表によると、工事はNHKが発注した高野山にあるテレビ中継放送所の更新作業。工事を受注したNHKの関連会社などが11日から、参道の約200メートルに土のうを敷き詰め、走行用ベルトのついた運搬機で資材を搬入していた。
国史跡は、文化財保護法で無許可の現状変更が禁止されている。土のう設置は現状変更にあたるが、NHK側は許可を得ていなかった。
NHK広報局は「関係機関の指導に従い、修復等に適切に対応してまいります」とのコメントを出した。