山口公明代表、安倍氏にクギ?=核共有「発言に配慮を」

公明党の山口那津男代表は26日の記者会見で、米国の核兵器を受け入れ国が共同運用する「ニュークリア・シェアリング(核兵器の共有)」に関し、「国の大きな方針について、かつて責任を担っていた人、政治的影響力の大きい人は発言を配慮して行う必要がある」と述べた。核共有の議論の必要性をいち早く訴えた自民党の安倍晋三元首相にクギを刺したものとみられる。
山口氏は日本が核共有に踏み切ることについて「核軍縮と不拡散を推進してきた外交姿勢の信頼を損なう」と述べ、反対する考えを改めて強調。同時に「いろいろな考え方を議論し合うことは否定することではない」と述べた。
[時事通信社]