「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」横山ホットブラザーズの次男・横山マコトさん死去 87歳 虚血性心疾患

音楽を使った漫才で人気を博した「横山ホットブラザーズ」の次男・横山マコト(本名・横山誠)さんが22日に大阪市内の病院で、虚血性心疾患で亡くなったことが26日、分かった。87歳だった。所属事務所が発表した。葬儀は近親者のみで行われた。
1952年に横山ホットブラザーズを結成。マコトさんは、リーダーでギターの長男・アキラさん(2020年12月死去)、三男でエレキギター担当のセツオとの兄弟トリオの音曲漫才で活躍し、アコーディオンを担当。2003年、上方漫才大賞を受賞。09年には上方演芸の殿堂入りを果たした。1975年には大阪市立の小学校の校歌を作曲した経験も持つ。
トリオの名物ギャグ「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」で、のこぎりをしならせてたたいていたアキラさんが晩年、腎臓を患って休演。セツオとともに「3人そろわないとホットブラザーズやない」と兄の復帰を待っていたが、20年のアキラさん逝去でかなわなかった。16年10月、3人で大阪・なんばグランド花月に出演したのがマコトさんにとっても最後の舞台になった。
三男のセツオは「やっぱりさみしいですね」とコメントし、マネジャーによるとセツオは「兄貴たちが逝ってしまって、手を合わせながら『待っててな、そっちでホットーブラザーズやろな』と言ったら、『まだ、おまえはこんでいい』と言われたわ」と泣き笑いしていたという。