国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして東京国税局職員の塚本晃平容疑者(24)ら男女7人が逮捕された事件で、7人が申請の名義人となった大学生らとLINE(ライン)でグループを組み、不正受給の方法を指南したとみられることが2日、警視庁への取材で分かった。容疑を裏付けるため同庁が記録の解析を進めている。
警視庁によると、7人は大学生や高校生らに「200%の利益が出る」とうたって給付金を原資とする投資を勧誘。ラインのグループチャットに組み込んだ上、虚偽の確定申告書を税務署に持参し受領印をもらうよう指南していた。