山梨・道志村の遺骨 母「頭が真っ白になり…」 HPで心境

山梨県道志村で見つかった人骨が小倉美咲さん(行方不明時7歳)=千葉県成田市=のものと断定されたことについて、母とも子さんは3日、自身のホームページ(HP)で「頭が真っ白になり何も考えられず、全く言葉が出ず、ただただ涙だけが溢れていました」と心境をつづった。
遺骨は5月4日に同村で発見され、DNA型鑑定の結果、同14日に美咲さんのものと確認された。
とも子さんは今月3日、「皆様へ」と題してHPを更新。鑑定結果が出てから2週間以上たつが「今でもこれが現実なのかわからず、受け入れる事ができず、残された可能性を考えてしまいます」と記した。その上で「母親として今も美咲が無事に戻ってくる事を信じていますし、また美咲をこの手で抱きしめたいと願っています」とした。
美咲さんについてとも子さんは「笑顔や愛おしい姿は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。その記憶は全く薄れていません」と振り返り「娘が無事に戻ってきてくれるようにと祈りながら、今母親としてするべき事は目の前にいる長女の心と体を守ることなので、長女との時間を大切に一緒に過ごすようにしています」とつづった。【田辺佑介】