自民・上野賢一郎議員 収支報告書、交付金840万円不記載

自民党の上野賢一郎衆院議員(滋賀2区)が代表を務める「自民党滋賀県第2選挙区支部」が2019年7月の参院選前後に別の自民党支部から受け取った交付金計約840万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが3日、判明した。上野氏の事務所は「事務的なミス」と釈明、同日、報告書を修正したと説明した。
記載されていなかったのは、19年の参院選で落選した二之湯武史元参院議員が代表を務めていた「自民党滋賀県参議院選挙区第1支部」(現在は解散)から交付された同年6月11日付の800万円と9月5日付の40万9323円。同支部の政治資金収支報告書には交付について記載されていた。
上野氏の事務所は毎日新聞の取材に不記載を認め、「今後は同じミスがないよう確認を徹底する」としたうえで、交付金の使途については「報告書に記載の通り、適正に利用している」と説明した。【菅健吾】