7日午後3時ごろ、茨城県ひたちなか市北神敷台の3階建てビルで、「50代の男性が銃で撃たれた」と、男性から119番があった。警察官が駆けつけたところ、ビルの1階で男性2人が首や頭から血を流して倒れているのを発見。2人は病院に救急搬送されたが、いずれも死亡が確認された。
県警組織犯罪対策課によると、現場のビルは指定暴力団「極東会」2次団体の事務所として使用され、死亡したのは、同団体の桜井増美幹部(72)と、結城嘉則幹部(54)。現場には拳銃1丁が落ちており、目撃者の話などから、2人のいずれかが相手を銃撃した後、拳銃で自殺を図ったとみられるという。
捜査関係者によると、団体内のトラブルについて話し合われていた中で事件が発生したとの情報もあり、県警は詳しい経緯を調べている。
現場はひたちなか海浜鉄道殿山駅から北西に約700メートルの住宅街。近所の70代の男性は「3時ごろにバタンと音がして、その後、怒鳴り声が聞こえた。まさか発砲が起こるとは思わなかった」と話した。60代男性は「普段から暴力団関係者のものらしい車が出入りしている。早くいなくなってほしい」と声を潜めた。
ひたちなか市教育委員会によると現場から半径500メートルに市立小中計2校があり、事件を受けて市内の全小中学校と義務教育学校で、保護者同伴での下校を依頼した。