北海道帯広市の雑木林に女性の遺体が埋められた事件で、道警は22日、同市西15南1、高校教諭、片桐朱璃（しゅり）容疑者（35）＝死体遺棄容疑で逮捕＝を女性に対する殺人の疑いで再逮捕した。
再逮捕容疑は5月30日午前4時半ごろ、帯広市の商業施設駐車場に駐車していた乗用車内で、北見市南町2の高校教諭、宮田麻子さん（47）の首をシートベルトで絞め、殺害したとしている。「別れ話でもめた。宮田さんとの関係に疲れた」と容疑を認めているという。
道警によると、2人は3月まで勤務した前任校で同僚だった。宮田さんは同29日午後、家族に「釧路の病院に行く」と伝えて北見市の自宅から外出、30日以降に連絡が途切れた。片桐容疑者は宮田さんを殺害後、帯広農業高校に出勤。仕事を終えた後、30日午後8時ごろ、車に乗せていた宮田さんの遺体を帯広市南町南8線の雑木林に埋めたという。
道警は宮田さんの家族から相談を受けて捜査を始め、6月1日に知人の1人として片桐容疑者から事情を聴いたところ、2日未明に供述どおりに遺体が見つかった。【金将来】