吹田の不発弾処理が終了 市長が安全宣言

大阪府吹田市南吹田の共同住宅工事現場で見つかった不発弾について、陸上自衛隊の第103不発弾処理隊による信管を抜く作業が24日午後1時20分に終了した。対策本部長を務める後藤圭二市長が安全宣言を出し、今後随時規制が解除される見通しだ。
見つかった不発弾は米国製1トン弾(長さ約1・8メートル、直径約60センチ)。不発弾処理は午後0時5分頃から始まった。
処理にあたっては発見現場から半径約300メートル以内を警戒区域に指定し、住民約950世帯約2千人が避難対象に。市役所には約40人が一時避難した。また、JR西日本は東海道線大阪-高槻間、おおさか東線新大阪-放出(はなてん)間を不発弾の処理が終了まで全面運休した。周辺道路も交通規制が敷かれた。
安全が確認され次第、住民らは随時帰宅し、JR東海道線、おおさか東線も運行を再開する見通し。