奈良県警、容疑者宅を殺人容疑で再び家宅捜索 安倍元首相銃撃

安倍晋三元首相(67)が奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、奈良県警は24日、同市の無職、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=の自宅を同容疑で家宅捜索した。県警は捜査の進展で「新たに捜索、差し押さえの必要があった」としている。
山上容疑者は8日午前11時半ごろ、同市の近鉄大和西大寺駅周辺で、安倍氏を手製銃で撃って殺害した疑いが持たれている。山上容疑者宅は同市にあるマンションの一室で、県警による捜索は事件当日の8日夜、16日に続き3回目。今回は衣類などを押収したという。
山上容疑者を巡っては、奈良地検が22日に鑑定留置を奈良地裁に請求。地裁も同日、11月29日までの約4カ月間の日程でこれを認めており、近く医療機関に移送される見通しとなっている。【川畑岳志】