【マニラ共同】フィリピンで太平洋戦争の混乱により無国籍となった日系2世の坂根アンヘリタさん(78)=西部パラワン島在住=に、山口家裁が日本の役所で戸籍を新たに作る「就籍」を許可したことが26日分かった。日本人の父、民助さんとの血縁関係を裏付ける出生証明書がなかったが、DNA型鑑定が決め手となった。これで念願の日本国籍を回復できる。
だが、兄と姉の計5人は国籍回復の願いむなしく既に他界。末っ子の坂根さんは「とてもうれしいが、みな亡くなり、私だけになった」と述べ、日本側の対応が遅すぎると嘆息した。日本を訪れたいとも訴えた。