東京都武蔵村山市発注の樹木剪定(せんてい)作業の入札に関する情報を漏らし、見返りに現金を受け取ったとして、警視庁捜査2課は26日、収賄容疑で同市道路下水道課主任の叶野淳(49)=東村山市富士見町=、贈賄容疑で造園会社「庭芳」社長の及川智勝(41)=武蔵村山市伊奈平=両容疑者を逮捕した。叶野容疑者は「金は借りたが、賄賂という認識はない」と容疑を否認、及川容疑者は認めているという。
叶野容疑者の逮捕容疑は2018年6月~19年1月ごろ、18年10月に行われた樹木剪定作業の指名競争入札で他社の見積額を漏らした謝礼として、及川容疑者から現金約20万円を受け取った疑い。
警視庁などによると、入札は公園の桜並木の剪定業者を決めるもので庭芳など計5社が参加。同社が約250万円で落札した。その後、剪定範囲が広がり、約300万円に契約変更されたが、実際はもっと安く契約できたといい、金額が水増しされたとみられる。
庭芳は18年6月~19年2月、武蔵村山市の約10件の事業、数百万円分を随意契約していた。捜査2課は、叶野容疑者の裁量で優先的に仕事が回されていたとみている。