海外から覚醒剤約3キロ(末端価格約1億7700万円相当)を密輸したとして、警視庁は覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで、横浜市南区の指定暴力団稲川会系組幹部、三條功容疑者(73)ら5人を逮捕した。「荷物を持っていただけ」「覚醒剤が入っているとは思ってもいなかった」などといずれも容疑を否認している。
逮捕容疑は、何者かと共謀して7月、国際郵便で、化粧品箱の中に覚醒剤計約3キロを隠し、フランスから米国経由で密輸したなどとしている。化粧品箱は覚醒剤を隠せるように底が二重になっていたという。
警視庁薬物銃器対策課によると、東京税関が7月、化粧品箱の構造に不審な点があることに気付き、荷物の中に覚醒剤が入っているのを発見。警視庁と東京税関が合同で捜査し、三條容疑者らが関与していることが判明したという。