警察署の留置場で容疑者の男が自殺した問題で、大阪府警の本部留置管理課の次長が便箋の存在を把握した日について、本来は9月1日に把握していたにもかかわらず、当初は9月2日の未明と説明し、留置管理課の次長が過去の説明とつじつまを合わせる為に虚偽の説明をしていたことが分かりました。 元会社員の高井凜容疑者(28)は、養子縁組をしていた高井直子さん(当時54)を殺害した疑いで身柄が置かれていた大阪府警福島署の留置場で、9月1日に自殺しました。高井容疑者は自殺する前、家族に宛てた便箋の中で「先に逝く」などと自殺を示唆する内容を記していました。 大阪府警によりますと、福島署の署員はこの便箋について8月30日に把握。警察本部の留置管理課の担当者に連絡したものの、「親族への感謝の言葉が記されているが、自殺をうかがわせるようなことはないので大丈夫だ」などと伝えていたということです。 さらに、大阪府警は本部留置管理課の次長が便箋の存在を把握した日について、本来は9月1日に把握していたにもかかわらず、当初は9月2日の未明と説明し、次長が過去の説明と『つじつまを合わせる為に虚偽の説明をしていた』ことが分かりました。 虚偽説明を行ったことに対して大阪府警・本部留置管理課の課長は「説明は正しくすべきであった、正確な内容をお伝えすることができなかったことについてはお詫び申し上げる」とコメントしています。 大阪府警は調査チームを発足させ、自殺を防げなかった原因を解明する方針です。