JR九州は22日、台風14号による線路の土砂崩れや倒木など計約400カ所で被害が確認された日南線▽久大線▽指宿枕崎線▽肥薩線▽吉都線――の5路線について、現在も運転を見合わせていると発表した。大半は9月下旬~10月上旬の復旧を目指すが、日南線は鹿児島県志布志市で線路を支える地盤が崩落し、復旧時期は未定。再開が10月以降の区間は、バスによる代替輸送を実施する。
日南線では120件の被害が確認され、青島―志布志間で運休が続く。23日から青島―南郷間で運転を再開するが、志布志市内の崩落現場は復旧方法を検討中で、南郷―志布志間は当面運休が続く見通しだ。
そのほか、久大線豊後森―由布院間▽指宿枕崎線指宿―枕崎間▽肥薩線吉松―隼人間▽吉都線都城―吉松間で運休中。指宿枕崎線は9月27日、久大、肥薩、吉都線は10月上旬の再開を目指している。【久野洋】