安倍晋三元首相の国葬が行われる日本武道館の最寄り駅・九段下(東京・千代田区)では、駅構内も27日朝から物々しい雰囲気。制服姿の警察官や、「警備」と背中に大きく書かれたオレンジ色のベストを着た駅員やスタッフたちが行き交っていた。
この駅は東京メトロ東西線、半蔵門線と都営地下鉄新宿線が乗り入れている。もともと別々の改札だったが、2011年末からホームとコンコースの壁を撤去するなどし、一昨年3月までに3線の改札が統合された。そのため改札内はやたら広く、この日は〝迷子〟になる一般弔問者が続出。
半蔵門線でやって来た喪服姿の老女は、白菊の花束を抱えながらホームを右往左往していた。
改札を出ても駅構内は広く、武道館への最寄り階段を探すのに苦労する。武道館で開催されるコンサートなどでよく駅を利用するならまだしも、あまり利用したことない人なら大概迷う。そのためか、改札前は待ち合わせの弔問者が大勢たむろしていた。
ちなみに、東西線ホームの発車メロディーは、爆風スランプの代表曲「大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い」。この「大きな玉ねぎ」とは武道館の屋根の上に乗っている、玉ねぎに見える飾り(擬宝珠)のことで、九段下駅は武道館の〝玄関口〟として認知されている。