今年3月、大阪府寝屋川市で専門学校生を刃物で刺して死亡させ現金を奪った罪に問われた19歳の男の裁判員裁判で、大阪地裁は男に懲役9年~15年の不定期刑とする有罪判決を言い渡しました。 判決によりますと、19歳の男は今年3月に大阪府寝屋川市で男女3人と共謀し、専門学校生の男性(当時20)の背中を刃物で刺して死亡させ、現金などを奪いました。 検察側は「一方的で執拗な暴力によって被害者を死亡させ、動機も身勝手で自己中心的だとして、懲役10年から15年を求刑。一方、弁護側は「男の成育環境に触れた上で『育ち直し』の機会が与えられれば再犯の恐れは限りなく低い」として、保護処分を求めていました。 10月31日の判決で大阪地裁は「若者としての思考の幼稚さを改善する機会が全くなかったとはいえず、成育歴を考慮しても刑事処分を科すのが相当」だとして、懲役9年~15年の不定期刑を言い渡しました。 判決を言い渡した後に、裁判長は男に次のように諭しました。 (裁判長) 「あなたにはやり直す時間が十分あります。この判決には『しっかり更生してほしい』という気持ちが入っています。お母さんへの向き合いも含めて、自分でこれから決めていくことができます。そこも含めて、しっかり罪を償ってほしいと思います」 この言葉を受けて、男はしっかり「はい」と答えました。