白とピンクの多くの花で囲まれた祭壇。そこには、最後の親子旅行で撮影されたという冨川芽生さんの遺影が飾られていた。
韓国・梨泰院での雑踏事故に巻き込まれた冨川芽生さんの告別式が、11月7日午後、故郷の北海道根室市で執り行われた。
約90人の参列者を前に、父の歩さんが語ったのは、芽生さんへの感謝の思いだった。
娘・芽生さんを亡くした冨川歩さん: どこに行っても、芽生ちゃん、芽生ちゃんと好かれた。 本当にこんな良い子が僕の娘だと思ったら…芽生にありがとう。26年間だけど、生まれてきてありがとう
告別式に先立ち、芽生さんの亡きがらは荼毘(だび)に伏された。
記者リポート: 冨川さんを乗せた霊きゅう車が、友人らに見送られながら出棺します。
今日の葬儀を終えた後、父の歩さんが報道陣の取材に応じ、やりきれない思いを明かした。
娘・芽生さんを亡くした冨川歩さん: やっと留学できて、報告来るたびに、それが僕の楽しみでしたから、それが突然途切れたの本当につらいです。 (ハロウィーンが)まさか韓国ではああいうふう(雑踏事故)になっているとは知らなかったものですから、もっともっと警察官が多くいればいいとか、動きが遅かったとか、そういうのがあります。
事故をめぐっては、警察当局による対応のまずさを追及する声が高まっている。
さらに…事故発生から44分後、現場から1キロほど離れた場所をとらえた防犯カメラ映像には、まるで気配を消すかのようにうつむきながらゆっくりと歩く男性の姿が映っていた。 この男性は、当時の地元警察の署長。 事故後に更迭されたこの前署長については、現場到着が遅れたことや、到着時間について虚偽の報告をしていたことが判明。 警察庁の特別捜査本部は、前署長を含む6人の警察、消防関係者などを捜査中だとしている。
失態が次々と明らかになる事態を受け、韓国国民の怒りは徐々に尹政権に向かい始めている。
そうした中で7日国家の安全管理に関する会議で挨拶した尹大統領。
韓国・尹錫悦大統領: 言葉では言い尽くせない悲劇に直面した遺族と、痛みと悲しみを共にしている国民に申し訳ない気持ちです。
と、事実上の謝罪をするに至った。
(「イット!」11月7日放送分)