大阪府岸和田市で父親が保育所に預けたと思い込んだ女児(2)が車内に取り残され死亡した事案を受け、府は15日、保育所や幼稚園で子供の所在確認を徹底するよう求める通知を府内の市町村に出した。
女児は12日朝、父親が運転する車で同市内の自宅から保育所に向かったが、父親はきょうだい2人を別の認定こども園に送り届けた後、女児を車に乗せたまま帰宅。同日夕まで車内に取り残され、死亡した。
同市によると、無断欠席した場合は保護者らに電話で確認するルールがあったにもかかわらず、保育所が連絡を怠っていたという。
吉村洋文知事は「本当に痛ましい事案。エラーチェーンを断ち切る仕組みを強化したい」と述べた。