末端価格約2億円相当のコカインをスポンジケーキの中などに入れ密輸しようとしたとして、ペルー人の男らが逮捕・起訴されました。
関税法違反の罪などで逮捕・起訴されたのは、ペルー国籍のニシジマ・ヴィヤヴィセンシオ・ルイス・アルベルト被告(41)と会社役員ザパタ・ファレス・ニロ・ヘスス被告(36)です。
大阪府警や大阪税関によりますと、ニシジマ被告らは9月、ペルーから約10キロ、末端価格にして約2億円相当のコカインをスポンジケーキやシャンプーの容器に隠して、関西空港に密輸しようとしたということです。
大阪税関によりますと、関西空港で1度に押収されたコカインの量としては過去10年で最多だということです。
警察の調べに対し、ニシジマ被告は犯行を認め、ザパタ被告は否認しています。
また10月27日南米のスリナムから約7キロあまり、末端価格にして約1億5000万円相当のコカインを2重に加工されたスーツケースの底に隠し密輸しようとしたスリナム人の女2人も逮捕・起訴されています。
大阪税関は「水際対策の緩和を踏まえ、警戒を強めていきたい」としています。