全国初、公立中高一貫の「不登校特例校」設置へ 愛知

愛知県が導入を進める併設型県立中高一貫校について、大村秀章知事は28日の定例記者会見で、新たに時習館(豊橋市)、豊田西、西尾、日進、愛知総合工科(名古屋市千種区)の5校に導入すると発表した。2026年度に開校する。
このうち、日進は、年間授業時間が低減可能な「不登校特例校」として設置し、インターネット上の仮想空間「メタバース」やVR(仮想現実)による教育支援などを想定。適性検査は実施せず面談などで受け入れ可否を決める。1学年40人で学区は尾張と豊田・みよし両市。県教育委員会によると、公立の中高一貫校で不登校特例校を設置するのは全国で初めて。
時習館と豊田西、西尾の3校の中学は1学年80人の定員で、適性検査や面接で入学可否を決める。時習館と西尾では、海外大学入学資格を含む「国際バカロレア」導入を目指す。
愛知総合工科はAI・データサイエンス教育に特化し、ビッグデータを活用した探究的な学びなどを充実。中高6年に加えて専攻科(2年)もあるため、8年間の教育でデジタルトランスフォーメーションをリードする人材を育成する。定員は1学年40人で、対象学区は全県。
また、併設型とは異なり、複数の連携する中学から進学する「連携型中高一貫校」に美和(あま市)を指定。地域を支える人材を育成する。
県は7月、25年度開校の県内初の併設型県立中高一貫校として、明和(名古屋市)、津島、半田、刈谷の4校を発表している。今後は西三河地区で外国にルーツのある生徒を対象にした併設型中高一貫校を選定する。【川瀬慎一朗】