期限切れの小児用コロナワクチンを39人に誤接種 クリニックが保護者に謝罪 沖縄・那覇市

沖縄県那覇市は5日、市内の医療機関が有効期限切れの新型コロナウイルスワクチンを5~11歳の39人に誤って接種していたと発表した。期限は10月31日で、最大19日超過していた。いずれも体調に問題はないという。
市健康増進課によると、児童らは11月4日~19日、市内のクリニック2カ所でファイザー製の小児用のワクチンを接種した。ワクチンは10月下旬に市内の病院からクリニックに届けられたもので、期限が延長される予定だったが、国から正式な通知があるまで保管するはずだった。病院が誤ってクリニックに届け、期限を伝えていなかったという。
クリニックが11月25日に期限切れを確認し、保護者に謝罪した。
また県は5日、那覇クルーズターミナルの広域ワクチン接種センターで、接種間隔が所定の6カ月に達していない80代女性1人に誤って接種していたと発表した。接種日は3日。接種間隔が3カ月の別のワクチン接種が同じ日にあり、誤認したとみられるという。