暗い空を炎が真っ赤に照らし、火の粉が舞い上がる。辺りにパチパチとはじける音が響く。 岩手県大船渡市で6日未明、火災が発生。
近くに住む人は、「花火みたいな音、ドーン ドーンって」と、火が出たあと、爆発音のようなものが聞こえたと話す。
建物の中では火が激しく燃え、ギリギリまで近づいて放水。約3時間後に消し止められ、トタンでできた作業小屋1棟が全焼したほか、隣にあった住宅の窓ガラスなども焼けた。住宅には3人が暮らしていたが、全員逃げて、けがはなかった。
小屋では昼間に薪ストーブを使っていたということで、出火の原因を詳しく調べている。
一方、火事は別の場所でも…。
5日午後、宮城県栗原市の2階建て住宅で火事が発生。
出火直後の映像には、巨大な火柱が屋根のはるか上まで伸び、真っ黒な煙が空へと上がる様子が映っている。
午後2時半ごろ、近くの住人から「2階建て住宅が燃えている」と通報があり、ポンプ車など6台が出動。火は約1時間50分後に消し止められた。
この火事で火元の住宅が全焼したほか、隣り合う家の壁も燃えた。 警察によると、この家には82歳の女性が1人で暮らしていた。当時、女性は住宅にいたが逃げ出して無事だったという。
また、5日午前には、静岡県浜松市の住宅街でも。「1階から火が出ている」と近くにいた人から通報があった。
屋根から激しく炎が燃え上がり、部屋の中が真っ赤に染まっている。周辺は住宅密集地となっていて、出火元となった建物からは、白い煙が立ち上った。
屋根は焼け落ち、上から建物の中心をめがけて放水したり、窓から放水したりと、さまざまな角度から消火活動が行われ、約5時間後、火は消し止められた。
火事があった建物は、店を兼ねた住宅。一般客向けには営業していないものの、近くの学生に食事を提供していたという。 この火事で、住人の男性が軽いケガをした。
(「イット!」2022年12月6日放送分より)