京都府京田辺市は6日、新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、市内の女児(8)に対し、12歳以上が対象の大人用ワクチンを誤って接種したと発表した。健康被害は確認されていないという。
5~11歳は有効成分が3分の1のファイザー社製小児用ワクチンを使用する。市によると女児は3日、3回目接種で母親と市内の医療機関を訪れたが、医療機関側が受け付けや予診などの際に年齢確認を怠り、大人用を接種した。観察の間に12歳未満であることが判明し、市に報告した。同医療機関では小児用の接種は行っていなかった。
市は再発防止へ、生年月日の確認を徹底するよう指導した。