来春の統一地方選で行われる東京都北区長選挙への出馬を表明したアイドルグループ「光ＧＥＮＪＩ」の元メンバーで俳優の大沢樹生（５３）。同区が舞台の映画「サムアップ！！」に主演する大沢は、劇中で地元の飲食店を救う「北区のヒーロー」としてリングに立つ役を演じるなど、同区と大きく関わってきた。意外な出馬だが、ジャニーズ出身初の首長となるか。
先日、出馬会見に臨んだ大沢は「サムアップ！！」の撮影で、小売店や飲食店などを訪れ、区民と触れあう中で、出馬への思いが芽生えたと説明。「コロナ禍でダメージを負った経済の立て直しに力を入れたい」「芸能活動で培った発信力などの強みを生かしたい」と語った。
大沢を知るテレビ関係者は「サービス精神旺盛の人です。自己ＰＲに走りがちなアイドル時代も周囲を気遣えるエンターテイナーでしたから。『ザ・ベストテン』に出演したときも黒柳徹子さんにウィンクするなどホスト顔負けの色気を発揮していましたから、若いのにすごいなぁと思いました。熟女票を獲得できるでしょう」と話す。
北区の自営業者は「今の区長は長年務めてきてご高齢なので、若い世代にバトンタッチしてもいいのでは。大沢さんはサービス精神、チャレンジ精神にあふれたキャラなので、北区のイメージアップにもなるかもしれません」と期待を寄せる。
大沢は２５歳でジャニーズ事務所を退所後、俳優、映画監督として活動する一方、川﨑麻世との歌手活動に加え、昨年はＫ―１王者の小比類巻貴之氏主催のイベントで格闘家デビューも果たしている。
「兄貴キャラなので、アイドル時代の後輩から芸人、格闘系まで多くの人に慕われており、スポンサーとサポーターには恵まれています。選挙の応援団も充実するのではないかと思います」と飲食業界関係者は話す。