夜中のタクシー事務所 侵入した男に後ろから首を絞められ…負傷の従業員、無線で助けを求める

沖縄県金武町内の会社事務所に侵入して従業員に暴行したとして、石川署は15日、米軍キャンプ・ハンセン所属の海兵隊上等兵の容疑者の男(20)を建造物侵入と傷害の疑いで現行犯逮捕した。「覚えていない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は15日午前2時40分ごろ、同町内のタクシー会社事務所に無断で侵入し、中にいた従業員の男性(73)の首を後ろから絞めるなどした疑い。男性は抵抗してもみ合いになり、転倒した際に唇を切るなどのけがをした。
署によると、男性はタクシーの無線で助けを求め、同僚が110番通報した。署員が駆け付けると、容疑者は男性に土下座して「ソーリー、ソーリー」と繰り返していたという。
容疑者の呼気からはアルコールが検知されており、飲酒後に犯行に及んだとみられる。
同社に勤める乗務員の男性によると、夜間は事務所に配車係が1人でおり、入り口は1カ所のみ。「入られたら逃げることもできないので怖い。被害者が無事でよかった」と話した。
タクシー会社から数十メートル離れた場所で洋菓子店を営む女性は「事件を受けて不安を感じ、店の防犯も強化した。安心して暮らせるように米軍は門限などもっと厳しくしてほしい」と訴えた。(社会部・矢野悠希、北部報道部・玉城日向子、西倉悟朗)