茨城県つくば市の「学園の森義務教育学校」で19日、小中学生2039人が一斉に「だるまさんが転んだ」を行い、参加人数のギネス世界記録を達成した。同校は全国の公立校で最も多い2229人の児童生徒が在籍するが、2023年4月に新設校に分離することが決まっている。
これまでの記録は15年に人気ユーチューバーのはじめしゃちょーさんが企画したイベントでの740人だったが、大きく塗り替えた。
「分校前にみんなで大きな事に挑戦したい」と中学3年の沓沢(くつざわ)夏粋楽(かいら)さん(15)が今年4月に発案した。ギネス記録に必要な公式認定員の招へいや全員が着用する番号入りゼッケンの費用約250万円は、中3生6人でPTAを説得して予算から捻出してもらった。
約1カ月の練習を重ねて迎えたこの日。生徒会長の横江晴満さん(14)が鬼役として朝礼台に立った。「だるまさんが転んだ」と背中を向けて叫んでいる間に子供たちが駆け寄り、振り返ると静止。動いた人はゼッケンの番号を呼ばれ、鬼に捕まった。2、3分繰り返して近付いた子が捕まっていた子を解放し、逃げ遅れた子に鬼がタッチしたところで終了した。
人数やズルの有無をチェックする「監視員」役を担った近隣スーパーの従業員や筑波大生らと公式認定員が会議すること約20分。記録達成が発表されると歓声と拍手が湧き起こった。
沓沢さんは「みんなで一つの事に挑戦できたのは学園生皆の糧になる。自分たちが世界一になったという思いを胸に、これからもそれぞれが成長を続けていきたい」と話した。【信田真由美】