大阪府高槻市で資産家女性を保険金目的で殺害したとして、殺人容疑などで再逮捕された高井(旧姓・松田)凜(りん)容疑者=当時(28)=が大阪府警福島署で自殺した問題を受け、府警は19日、臨時の留置施設担当課長会議を開催した。各署の留置管理課長らが出席。野村護本部長が再発防止に向けた対策を徹底するよう訓示した。
野村本部長は「危機意識の希薄さが要因となり、巡回や検査、点検の確実な実施といった基本が不徹底だった。起こるべくして起こった事案だ」などと述べ、基本の徹底のほか、担当課長が業務の管理を確実に遂行すること、容疑者の言動などに応じて組織的に対応することを求めた。
14日に公表された報告書では、福島署で留置施設の巡回などを担当する3つの班のうち、2班が巡回記録で回数を水増ししていたことが判明。もう1班も私物の保管庫を点検したとする虚偽記録を作成していた。
報告書を受けて府警は20日から、府警本部や各警察署などにある留置施設について点検を実施する。現在は利用していない留置施設も含めた計68カ所が対象で、巡回や点検の実施状況などについて調べる。