全国の消防団員数、初の80万人割れ…かつて8割占めた30代以下は4割切る

総務省消防庁は、地域防災を支える全国の消防団員数が今年4月1日時点で前年比2万1299人減の78万3578人となり、過去最少を更新したと発表した。80万人を下回るのは、1954年の統計開始以降で初めて。
発表によると、全国の消防団員は減少し続けており、55年に200万人、90年には100万人を割り込んだ。特に30歳代以下の若年層の減少が目立ち、85年には全体の8割近くを占めていたのが、今年は初めて4割を割り込んだ。高齢化に歯止めがかからない状況だ。
4月1日時点で過去1年間に消防団を退団した人は、5万4744人だったのに対し、入団者は3万3445人にとどまった。都道府県別に見ると、沖縄県を除く46都道府県で減少。減少数が最も多かったのは長野(1590人)で、新潟(1543人)、福島(1068人)、熊本(1012人)の各県が続いた。
総務省消防庁は若い世代への広報活動の強化などを進め、人材の確保につなげていくとしている。