専門家「なぜもう少し早く伝えられなかったのか検証が必要」ジェットスターに爆破予告 3連休初日中部空港大混乱

3連休初日のおととい、爆破予告を受けた旅客機が中部空港に緊急着陸しました。爆発物は見つからなかったものの、空の便が大幅に乱れたほか、対応に疑問も浮かんできました。
(乗客)「『急いでください』という感じだったので、片手にバッグ、片手に赤ちゃんを抱っこして降りました」
警察などによりますと7日午前6時18分ごろ、成田空港の施設に、年齢や性別のわからない人物から外国語で、「ジェットスター501便に爆弾を仕掛ける」という内容の電話がありました。
ジェットスター501便は、この後午前6時35分に成田から福岡空港に向かって離陸。その後、この爆破予告を受けて、午前7時40分ごろに中部空港に緊急着陸しました。
(乗客)「最初は『機内に異常を検知した』という言い方だったが、着陸する手前の放送は『爆弾が仕掛けられている』というアナウンスに変わった」
中部空港によると、この便には乗客と乗員142人が乗っていて、緊急脱出用のスライダーを使って外に出ましたが、この際、5人が軽いけがをしました。
(けがした乗客)「着地の時に地面に手をついた。信じられない。(こんなことが)本当にあるの」
その後、警察が乗客の荷物すべてを調べたうえ、機内も点検しましたが爆発物は見つかりませんでした。
7日は3連休初日。この日、中部空港は正午過ぎまで滑走路が閉鎖され、欠航する便が相次いだため、出発ロビーは払い戻しや便の変更を求める人で大混雑しました。
(空港利用者)「地元(熊本)に帰る予定だったが、今どうなるか分からない状況」
「(目的地まで)電車で行くと、新幹線4~5時間(かかってしまう)。(ホテルなど)いろいろなところでキャンセル料がかかるので(この後)どうしようかと思って」
今回の「緊急着陸」では、「ある疑問」が浮かんできました。
成田空港の施設に爆破予告があったのは一昨日午前6時18分ごろでしたが、飛行機が離陸したのはその後の午前6時35分ごろ。成田空港からジェットスターに爆破予告の連絡があったのはさらに後の午前6時53分で、成田空港から速やかに航空会社に連絡されていれば、そのそも離陸を防げたのではないか、という点です。
元パイロットで航空専門家の小林宏之さんは…
(航空専門家小林宏之さん)「(爆破予告から離陸まで)約20~30分の時間の経過があるので、緊急事態なのでなぜもう少し早く機長や航空会社に伝えられなかったのか検証する必要がある」