大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)は10日、サイバー攻撃を受けたシステムの復旧が完了したと発表した。11日以降、約2カ月半ぶりに診療体制が通常に戻る。
センターは2022年10月末、「ランサムウエア」(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃を受けた。電子カルテが閲覧できなくなるなどシステムに障害が生じ、緊急時以外の手術や外来診療が一時ストップした。サイバー犯罪集団「フォボス」の関与が指摘されている。
その後にシステムは順次復旧。電子カルテの閲覧が可能になり、外来診療の新規受け付けも再開していた。最後に残っていた、レントゲンによる画像診断や心電図検査などに関する一部システムの復旧も10日までに終わったという。
センターの嶋津岳士総長は「今月下旬には外部有識者による調査委員会を開催し、再発防止策などの報告書を今年度中に取りまとめる」とコメントした。【澤俊太郎】