最大2万円のポイントがもらえるマイナンバーカードの申請期限を2月28日に控え、27日の窓口は朝から大変な混雑となりました。しかしこの混雑、ある誤解によるところもあるようです。 大阪府枚方市の申請会場「ビオルネ枚方(※2月28日で閉鎖)」。27日午前9時のオープン前から多くの人が詰めかけ、受付開始からわずか1時間で3時間待ちとなりました。 (来場者)「だいぶ長いですか?待つの」 (担当者)「3時間ぐらいお待ちいただくことになります」 (来場者)「3時間?!」 新規で取得すると最大2万円分のポイントがもらえるマイナンバーカード。このポイントをもらうには、2月28日までにカードの申請をしておかなければならないため、駆け込みで手続きに来る人が増えているのです。 (申請に来た人) 「ポイントが欲しいので急なんですけど来ました」 「(ポイントは)食べ物が一番高いので、そっちに回そうかなと思っていますね」 「ポイント2万円もらえるのが明日までなので来ました。カツラ買いたいんです。全部ポイントで買います。夫のとあわせて」 そして27日の午後1時50分、申請処理できる人数の上限に達したため、この日の受付は終了となりました。 (申請できなかった人) 「しょうがないですね。明日また来て、ちゃんとポイントもらえるようにがんばります」 「まあ何でもやるときは早いうちにしなアカンな、ギリギリで動いたらアカンなみたいな」 (枚方市・市民課 根本一人課長) 「明日が最終日となり混雑が予想されますので、郵送とか電子申請もありますので、できるだけご検討いただければと思っております」 混雑は京都市でも。 (記者リポート) 「京都市マイナンバーカードセンターでは、受け付け開始の午前11時を前に、前の廊下を埋めつくすほどの行列ができています」 27日、京都市では急遽、午前11時の受付を30分早めて対応にあたりました。しかし、その後も窓口に訪れる人は増え、約1時間後には行列は建物の外にまであふれる状態に。 実はこの行列、さきほどの大阪府枚方市とは違う理由で並んでいるのです。一体なぜ、こんなにも大行列になっているのでしょうか?並んでいる人に来た理由を聞いてみると…。 (並んでいた人) 「マイナンバーカードの受け取りです。期限が2月末までというのを聞いて、それで受け取りにきました」 「カードを受け取りに。ポイントが2月いっぱいまでもらえるようなことを聞いたので急いで来ました。(Qポイントの申請は5月末まで大丈夫なんです)あ、そうなんですか。わからなかった」 2万円分のポイントをもらうためのカードの申請自体の期限は2月28日までですが、京都市によると、それをポイントの申請期限と勘違いしてカードを受け取りに来る人が1日1000人以上に急増しているというのです。 京都市の担当者は次のように呼びかけています。 (京都市・マイナンバーカード企画推進担当 中野雄介課長) 「すでにカードを申請いただいた方につきましては、5月末がマイナポイントの申込期限でございますので、それまでにカードを受け取っていただいてお手続きいただければと思っております」