高市早苗経済安全保障担当相は13日の参院予算委員会で、放送法の「政治的公平」を巡る総務省の行政文書に関し、当時総務相だった自身の記載がある4枚について「文書の配布先から外され、一度も見たことがない」と主張した。当時の礒崎陽輔首相補佐官が総務省と法解釈の協議を重ねていた経緯も「私は知る由がない」と強調した。
立憲民主党の牧山弘恵氏は「解釈変更のプロセスが不適切だと分かっているから、無関係と言いたいのではないか」と批判。高市氏は「私は一切関わっていない。完全にスルーされていた。大変残念に寂しく思う」と反論した。