天皇、皇后両陛下は28日午後、茨城県ひたちなか市の笠松運動公園陸上競技場で行われた第74回国民体育大会の総合開会式に出席された。両陛下の国体出席は即位後初めて。
両陛下は競技場の貴賓席から、マーチングバンドやダンサーらによる式典前演技を鑑賞。開会式が始まり各都道府県の選手団が入場すると、笑顔で拍手を送って出迎えた。競技場の上空では、航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」による祝賀飛行も披露された。
天皇陛下は「この大会に参加する皆さんの中から、来年の東京オリンピックにおいて活躍する選手が数多く誕生することを期待しております」とあいさつ。国体開会式のお言葉は、上皇さま(当時の天皇陛下)の負担軽減のため2009年以降なくなっていたが、今回から復活した。
両陛下はその後、宿泊先となる水戸市内のホテルへ移動。大井川和彦知事から県内の説明を受けた後、国体の役員懇談会に出席した。沿道や訪問先には約3万1000人が集まり、両陛下は笑顔で手を振って歓声に応えていた。
役員懇談会中にはラグビーワールドカップ日本代表の勝利が速報され、拍手が湧く場面も。天皇陛下は「これはすばらしいことですね」と大井川知事らに話すなど、非常に喜んでいる様子だったという。