災害ドローンを10月から運用 広島市消防局「死角の多い場所で有効」

広島市消防局は10月1日から、災害現場の状況を迅速に把握するため、ドローンの運用を始める。県内の消防機関としては初めての試み。洪水や土砂災害で寸断された道路の確認や、火事現場での要救護者捜索などで活用する。
総務省消防庁が災害状況の情報収集効率を高める目的で今年3月末までに全政令市に配備した。全長約90センチ、重さ約5キロで、積載されている1200万画素のカメラは、煙が立ちこめる火災家屋内部を確認できる赤外線カメラとしても使用できる。約15分飛行可能なバッテリーを6個備えている。
消防機動隊(16人)の6人が4月末から民間のドローン講習などを受け、常時2人が使用できる態勢を整えた。27日には佐伯区で操縦訓練を実施。6階建ての建物火災を想定した訓練では、出火元の4階に取り残された人を発見する動きを確認した。植田謙吉・消防機動隊長は「ヘリコプターを飛ばせない、死角の多い場所などで有効」と話している。【中島昭浩】