安倍元首相銃撃、現場の工事終了 演説場所は車道に、近くには花壇

安倍晋三元首相(当時67歳)が奈良市で演説中に銃撃され死亡した事件で、現場となった近鉄大和西大寺駅北側で市が実施していた道路整備工事が、31日に終わった。安倍氏が演説に立っていた場所は車道になり、近くの歩道には花壇を設置。市民らが追悼できるようにした。
駅北側では市が事件前から周辺道路の整備事業を進めていた。市は事件後に慰霊碑などの設置も検討したが、事件を思い出したくないという住民の意見もあり、当初の計画通り車道にすると決めた。安倍氏が演説していた付近を囲んでいたガードレールは2022年末に撤去され、近くの歩道を拡張する工事などが進んでいた。
事件は22年7月8日に発生。安倍氏を背後から手製銃で撃って殺害したとして、奈良地検は同市の無職、山上徹也被告(42)を殺人や銃刀法違反などの罪で起訴した。【林みづき】