天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは5日、静養のため、栃木県高根沢町の御料牧場に入られた。新型コロナウイルスの感染拡大により、天皇ご一家の静養は2019年8月の那須御用邸(同県那須町)以来、約3年8カ月ぶりとなる。数日間滞在するという。
ご一家は皇居から車で約2時間半かけて到着。その後、馬の放牧地を散策した。報道陣が「ご静養はいかがですか」と尋ねると、天皇陛下は「久しぶりに3人で御料牧場に来ることができてうれしく思います」と述べた。愛子さまは「何かされたいことはありますか」との問いかけに、「動物たちを眺めたり、野菜を収穫したり、充実した時間を過ごすことができればと思います」と話していた。
御料牧場は、高根沢町と芳賀町にまたがり、敷地面積は約252ヘクタール。皇室の行事に使う馬や乳牛が育てられているほか、野菜類の生産なども行われている。食材は、皇室の方々の日々の食事や宮中晩さん会、園遊会にも用いられる。また、外交団接待の場としても使用される。御料牧場での静養は18年5月以来。【井川加菜美】