空母「山東」の発着艦を初確認=宮古島南方で120回―防衛省

防衛省統合幕僚監部は10日、中国海軍の空母「山東」が7日から9日にかけて、沖縄県の宮古島南方の太平洋で、約120回に上る艦載機の発着艦を実施したことを確認したと発表した。山東は2019年に就役した中国初の国産空母で、発着艦の確認は初めて。中国が台湾周辺で行った軍事演習に参加したとみられ、防衛省は運用能力の向上が目的とみて警戒している。
防衛省によると、山東はミサイル駆逐艦やフリゲート艦などを伴い、7~9日に宮古島から約230~430キロの海域を航行した。この間、艦載戦闘機J15を計約80回、艦載ヘリを計約40回発着艦させ、一部は日本の排他的経済水域(EEZ)内で実施したという。
海上自衛隊の護衛艦2隻が警戒監視と情報収集を継続し、発着艦には航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応した。山東は6日に沖縄県の波照間島南方で太平洋上の航行が初めて確認されていた。
[時事通信社]