湯の入れ替え年2回「大丸別荘」、死亡した前社長と運営会社を書類送検

福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉・大丸別荘」が大浴場の湯を年2回しか入れ替えず、県の調査にも虚偽の説明をしていた問題で、県警は18日、同旅館の前社長の男性(3月に死亡、当時70歳)と運営会社を、公衆浴場法違反(虚偽の報告)の疑いで福岡地検に書類送検した。
発表によると、前社長は昨年9月8日、同旅館大浴場の湯の交換や残留塩素濃度の測定を行っていないにもかかわらず、虚偽の数値を記載した改善報告書を従業員に作成させ、保健所にうその報告をした疑い。
前社長は2月28日の記者会見で、2019年12月頃、湯の入れ替えを盆と正月の2回とするよう、従業員に指示したと説明。3月2日付で社長を辞任した。県の刑事告発を受け、県警は同10日、同旅館と前社長宅を同法違反容疑で捜索した。
前社長は同12日朝、同市内の山道で見つかり、死亡が確認された。遺書のような紙があり、県警は自殺とみている。